大阪から東京へ移転して、IT関係はいきなり仕事がやりやすくなりました。元々大阪にいながら、大きな仕事は東京へ出向いて受注するスタイルだったので順調にスタートすることができました。大阪在住であれば、IT関係のSOHOはかなりの確率でそういうスタイルのはずです。地元から仕事をとれませんから。
東京であれば、問い合わせをしてくる担当者が大きな権限を持っているので、即決しやすい。また、発注する気持ちで問い合わせしてくるのが関西との大きな違いです。
大阪では、IT関係、とりわけWEB関係では、会社トップとのつながりがないと仕事がやりにくいものです。担当者レベルでは権限が少なく、トップに覆されたらすべて終わりです。
いくら打ち合わせをしても、社内で稟議が通らなかった、という断りが9割以上では、打ち合わせを打診されてもモチベーションが上がりません。
あたらしいことにトライしたい若者は、東京へ出ていきます。大阪は人材の宝庫。日常会話がそのまま漫才になるような土地柄。ボケたらつっこみ返さないとバカにされるような・・・。そうやってもまれてたくましくなって東京へ。東京でIT関係の仕事をしている大阪人は、かなりの割合に上ると感じています。打ち合わせが終わって雑談のときに、ようやくお互いに大阪出身だとわかることがこれまでに何度もありました。
DIAMOND online
国別ではわからない「都市力」の驚くべき真実 成長率トップはハノイ、長春、アディスアベバ?
http://diamond.jp/articles/-/8836
この記事の4ページ目。
http://diamond.jp/articles/-/8836?page=4
大阪・神戸が将来あまり成長が見込まれていない都市として紹介されています。
かつての「重工業都市」、あるいは「商都」であり、国を支えた都市だからこそ、大きな図体であったがために方向転換を図るタイミングを失い、地盤沈下していきます。
大きな図体の大企業に、コバンザメのようにくっついていく下請け企業。下請け企業を相手にする小規模事業者はさらに大変です。
開発案件があった場合、東京であれば動きが速いので開発以上に面倒で時間をとる開発ドキュメントの納品は通常要求されないが、関西では、大手であればかならずといってよいほど要求されます。
結局それは読まれることもなく死蔵される運命にあるのですが。そして、開発が長引くことで、ビジネスチャンスを逃してしまうことにもつながります。
大阪では、長老の権限が大きく、若手の行動を萎縮させています。
大阪は、日本で一番栄えていたころの記憶を忘れて現実に戻り、大阪を将来ある若者に託し、むやみに叱咤すること無く、ひたすら応援することだけに徹して、これ以上東京へわかものを追いやることの無いようにしていくことで、地盤沈下の速度をすこしは緩められるかもしれません。
また、地方に共通するのが補助金事業だのみ、ですが、大阪も例外ではありません。
補助金をたよりにする事業に発展性はありませんので、補助金だのみの案件に手を出すべきではありませんが、それでも、それしかないと手を出してしまい、中長期における会社の体制自体を危うくしがちです。
守りに入るのではなく、挑戦し続ける姿勢だけが、大阪を変えるのではないでしょうか。


大阪在住のものですが、まったくもってその通りだと思います。
私は純粋なIT関連者ではありませんが、大きなプロジェクトの場合は、国がらみか東京財源の場合がほとんどですね。
広報部も東京に移したところが多いですし、大阪に本社機能があって上部と深くつながりのあるところだけがなんとか持ちこたえているという感じです。
Web制作なんていうのは、量ばっかり増えて、人件費とあわせると、もう利益の出ないジャンルと認識してますし、困ったちゃん状態です(笑)
今のところ、変わるきっかけというのがないですね。
東京からわざわざ相談に来てくれる変わった人(元関西人ですが…)がちらほらいるので、非常に大切に接待しております(笑)
今駒さんの場合は、今駒さんの情熱も大きいと思いますよ。IE6を切り捨てる時の決断(Twitter上で)では、あぁ、俺、それできないわ、で対応するという無駄なことしましたもの。あの、キリッとした決断、すげぇわこの人、と本当に感動しておりました。本当ですよ。
投稿情報: snafkin7 | 2010/08/02 21:47
snafkin7さん、
ありがとうございます。
大阪の知り合いは多く、わたしにとっては地元で、愛すべき大阪なのではありますが、今回、ちょっと過激なブログなので反応が実は怖かったんですよ。
こんど、IE6撲滅ブログを書きます^^
投稿情報: 今駒哲子 | 2010/08/03 01:24
打ち合わせして見積りをだしても9割以上が無駄になる上、決まったとしても値切り、仕様変更・追加、納品に対して厳しくチェックしてさらに根切り、などなど、大阪は、日本で一番しごとがしにくい土地柄ですね。
人柄に関しては、日本で一番おもしろい。セミナーをしていて一番手応えがあって、講師と受講者とでまるでかけあい漫才になってしまうこともあります。
長老は、昔の栄光ばかり追わず、今大阪が昔の勢いがないことを若者のせいにして押し付けて叱咤することなく、いつもあたらしいことに目を向けて世の変化をたのしむひろいこころをもてば、長老も、憤りばかりを毎日感じることはないのではないかとも思います。
投稿情報: 今駒哲子 | 2010/08/03 01:40
このような意見が、ネットでメッセージされる方が、刺激になっていいと思いますね。事実だし。
こちらも麻痺してるのかもしれません。どうせ〜、いったって〜、と思っていて、当選確実でないと見込みに入れないようになっている(笑)
IE6撲滅ブログ、期待しております。でも、俺、言えないわ(笑)今や、何パーセントなんですよ、は言うんですよ。でも、あぁ、そういう社内事情あるんでしたら、対応しましょうか、とすぐ言っちゃうんですね。と、言ってる間にもパーセント落ちていってるんですけどね。
投稿情報: snafkin7 | 2010/08/03 04:10
麻痺が、実は怖いことだとおもいます^^
大阪時代に、たまに東京へ行くと、その風通しの良さとか、若い世代がいきいきと権限をもたされて活躍していることに、どれだけ羨望を感じたことか。
IE撲滅、これはもっとしっかりと発言していく必要がありますね。だれのためでもなく、ユーザのためになることなんですから。
個人情報保護、漏洩対策など声高に言っている企業が、平気でIE6を使っていることに対して、あまりにもセキュリティに鈍感だということも、こちらからメッセージを出さないと気がつかないことなのかもしれません。
投稿情報: 今駒哲子 | 2010/08/06 02:36
いやはやホントに麻痺してました。
「個人情報保護、漏洩対策など声高に言っている企業が、平気でIE6を使っていることに対して、あまりにもセキュリティに鈍感」
しつこく言うべきですね。はい。
投稿情報: snafkin7 | 2010/08/06 11:28
^^
このブログをひとつの発信源に、IE6廃止を広めたいですね。
http://kasttbs.bloggers-network283.com/2010/08/it%E3%81%8C%E9%80%B2%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E9%81%A0%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E9%81%A0%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%81%AA%E3%81%81.html
こちらで、リブログしていただきました。
ブログが連携していくのはうれしいですね。
投稿情報: 今駒哲子 | 2010/08/07 04:23
ここでは初めておじゃまいたします。
いたって普通に主婦をしている「ぬいいとさん」ともうします。
>今回、ちょっと過激なブログなので反応が実は怖かったんですよ。
過激とは感じず、真っ当な話だと思った私はいったいなんなんだろう(笑)。
私もこれだけ説得力のある文章がかければなぁ…
「 大阪、もしかしてなくなっちゃう?」
なんて不安は常日頃から感じております。
社会的立場があり、東京へ飛び出した今駒さんとは正反対に
大阪に居残っているなんてこたぁないしがない主婦だからこそできることって、何がある?
なんて、只今模索中です。
やることしれてるけど、動かなきゃ。
http://dinner.nuiito3.com/index.php?topic=kue
立場は違いますが、大阪を愛する気持は今駒さんと同じです。
投稿情報: Nuiito3 | 2010/08/08 08:44
ぬいいとさん、
どうもありがとうございます。
大阪はなんといっても歴史では、他県に負けないものがあり、それが真似のされない文化なり、大阪人気質を育んでいるとおもいますからね^^
投稿情報: 今駒哲子 | 2010/08/11 23:18
大阪在住しております。
地盤沈下は、大阪だけでなく、(一部の地域を除いて)首都圏以外の全国で起こっていることでしょう。
これは、首都圏を中心に権限を集中させシステム化したことに起因するのだと思っています。地盤沈下には地域的な気質も、大きな要因であることはいなめません。
大企業は、権限のある首都圏に集まり、その大企業から仕事を求めて、中小企業や優秀な頭脳が集まるという構図ができあがってしまっています。
地方の地盤沈下は
地方が、決断できる企業本社を集めることが考え、その企業を育てる決断力を持たなければならないのではないだろうか。
それには、国は、首都と地方のあり方を考える時期にきているのだろう。
現在、アジアの中の日本を考えると日本自体が地盤沈下しそうになってきていて・・・首都圏だけを繁栄させるシステムでは太刀打ちできないような気がしてならない。
さて、わが身を振り返ると
WEBに足を少し突っ込んでいて、世界とつながっているのに、日本から思考が離れなれないでいる小心者なのである。 これでは、地盤沈下もやむなしかな(笑)
投稿情報: monta | 2010/08/14 19:48
首都圏も、ITに関しては絶望的に暗いところは暗いです。
日本で仕事が無ければ中国やベトナム、インドなど新興諸国を含め、海外へ出向くことも本気で考えないといけない時期かもしれません。
投稿情報: 今駒哲子 | 2010/08/15 00:16