個人情報保護法が2005年に全面施行されて後、企業は顧客情報を極力持たなくなったし、ホームページでもプライバシーポリシーを明確にするようになった。
しかしながら、Web開発業者の立場から見れば、企業側の対応には穴が多い。
メールでサイトのURLとそのパスワードなど同時に送られてきたり、FTPをSSL暗号化しないまま個人情報をサーバーと送受信したり・・・ これではお問い合わせフォームをSSLで設置しても意味が無い。
そして、今回のIE6廃止ブログ公開後、IE6の利用が依然大手企業でさえ放置され、あるいはIE6に限定されて他のブラウザのインストールを禁止されているところさえある、という状況があちこちから聞こえてきた。
IE6がどれだけセキュリティーホールになって、マイクロソフトが一生懸命アップグレードを呼びかけ、 Microsoftの豪法人が、「IE6は9年前の腐った牛乳」とまで言い切って呼び掛けている(ITmedia NEWSによる)もかかわらず、だ。
外向けには、個人情報を厳格に、などと平気で謳っているのに、内部の体制はセキュリティに甘く無関心。企業の外面と内面がこうも違うことに、Web業者として違和感をもつことは度々だ。
セキュリティ問題は、きっちり対策しようとすればもうキリがない。かなり厳格な開発会社はFTPソフト自体を利用しないほどだが、利便性との天秤でWeb業者は多くの場合FTPソフト程度は利用する。
しかしながら、暗号化しないままでFTPを利用しないし、IE6など、大きなセキュリティーホールになるソフトウェアを自身のPC内に置かない。OSはすぐさまアップグレードする。XPを利用しているならSP2のまま放置するなどありえない。
企業が外部に向けては、一生懸命セキュリティ対策を行っています、といいながら、内部はこの有様、ということになる。
業務用ソフトウェアが多数あり、それがすべてIE6に対応していてIE6を簡単にアップグレードできない、という声もあるが、それなら対応できる業務用ソフトウェアから順次IE以外のブラウザで動作するようにしていけば良いだけだ。
一般のWEBは、いつ会社の重要な情報が漏洩することになるかもわからないIE6ではなく、FirefoxなどIE以外のブラウザで閲覧すればよい。
会社の上層部がそのように決定して社内に徹底させれば、ブラウザのインストールくらい、PCを管理している担当レベルで十分できるのではないかとおもうのだが。
ところが、逆にIE6以外のブラウザ利用を制限している企業もあるらしい。IE6ならSNSやYoutubeなどは物理的に閲覧しにくいので営業時間内に遊ぶことがないから管理側として安心、という理由なのだろうか。まったく理解に苦しむ。
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